7/13 座談会を開催しました
7月13日(土)午後、 新宿山吹高校近くにあります榎町地域センターにて座談会を開催しました。
今回お話しいただいたのは、しんじゅく若者サポートステーションのキャリアカウンセラー
樫山清子先生です。
わが子との向き合い方、というテーマで、約2時間行われました。
様々な事例を紹介しつつ、同じ言葉でも話し方・表情一つで相手はどんな気持ち・とらえ方になるのか。
ありがちな返答の仕方と、こうしたらよいのでは?という返答の仕方と。
実際にやってみて、『あ~、うちはいつもありがちでNGな方をやってしまっていたわ~!』という声があちこちから上がっていました。
また、『リフレーミング』という手法も教えていただきました。
ついつい悪くとらえがちなことを、良い言葉に変換していく。
『早速子どもに使ってみます!』と言った保護者に、『いやいやまずはご自身に使ってみて!』と樫山先生。
付け焼刃で使用しても、怪しまれて見抜かれるそうです…
樫山先生は、何よりも『保護者・保証人自身が自分の時間を生きるのが大切!』とおっしゃっていました。
リフレーミングも、まずは自分の中の『自分を許せない気持ち』に使ってあげるのが良いのかな、と感じました。
新宿山吹高校は定時制・通信制の高校です。
全日制の、いわゆる『一般的な』高校に比べると、これからの進路が『一般的な』ものではうまくいかないように思い、悩む生徒が多くいます。
しんじゅく若者サポートステーションは、通常は高校に在籍中は利用はできません。
しかし、樫山先生は厚生労働省にかけあうことで、定時制高校・通信制高校の生徒にも受け入れを拡大してくださった、とのことでした。
卒業してすぐに就職する生徒だけではなく、今後の可能性を広げるために大学・専門学校等に進む選択をする際に、どのように選べばいいのかも、一緒に考えてくださるようなこともしていただけるそうです。
後半は、時間の許す限り樫山先生が質問に答えてくださいました。
保護者からは、『うちの子もぜひサポートセンターを利用したい!』という声が多数上がりました。
樫山先生は、だまして連れてきたりしてはダメですよ、と念押し。
パンフレットを置いてみて、なんとなく移動しているな、部屋に持ち帰って見ていそうだな、というようなアプローチから始めてみて、とのことでした。
ついつい『子どもを何とかしてあげなければ!』と焦る親を見透かされているかのようでした。
若者サポートステーションは、新宿だけでなく様々なところにあるそうです。
相談の際には予約が必要となるので、必ずご連絡いただいてからいらしてくださいね、と念を押していただきました。
座談会にいらした保護者・保証人の皆様は、パンフレットを大事にお持ちになり、来た時よりも少し晴れやかなお顔で帰られていました。
これからも定時制・通信制の垣根を越えて、保護者・保証人の皆様のホッとできる場所として、山吹会の様々な集まりがお役に立てれば良いな、と思いました。
次回は9月8日(日)午後に講演会を開催いたします。
講演会は肉乃小路ニクヨさんをお招きし、新宿山吹高校内の大講義室で行われます。
申し込みはすでに始まっております。
詳細がお知りになりたい方は、山吹会までメールにてお問い合わせください。
皆様のご来場をお待ちしております。